by kenoi0225
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ボレゴのピット作業では、エアフィルタの取付に時間がかかり数分ロス。
フィルタを取り外す時や入れる時は、少し傾けないと入らず、チョットしたコツがある。 HONDA PITSが近くにあったので、人を呼んでやり方を教えてもらい装着完了。すぐにスタート。 ここには269xよりチョット前に到着したのだが、この作業で逆転された。 それから国道を渡って国道沿いのコースを走る。(ここは、無駄に疲れると言う事でプリランしなかった) サンドウープスを走らないで済むフラットな道があることを聞いていた。キーワードは、「左の細い道」「送電線」「かなり左に外れてもコースに戻る」。。。 そして、見つけたと思った。送電線の下を走るのだが、かなり平らでスピードが出る。ガンガン前に進む。 しばらくして、スコアのコースを見つけた。リボンや矢印がしっかりとある。そこを走行。 (あとから聞いたが、そこをずっと行くとサンフェリーぺに行くらしい) すると、看板に50マイルとか52マイルとかの表示が出てきた。200マイル以上なのにおかしいと思い戻ってみる。しばらく走ってもバイクや4輪が来ない。その地区を2周ぐらいして完全に迷った。ここの気温は、40度位でキャメルバックの水も少なくなってきた。それにガソリンも不安。生命の危険すら感じてきた。 そしてRM200付近のボレゴまで戻ることにした。 しばらく走ると左側にトロフィートラックの土煙りが見えてきた。コースを把握できてまずは安心。どう復帰するかを考えたが、左側へ道なき道を進むことにした。 しかし、穴に落ちたりでもしたら遭難してしまうので、かなり慎重にゆっくりと走行。道を選んではまらないようになんとか復帰。この時、地獄から天国に戻った気がした。 そこからは、怒涛の追い上げをする。疲れはない。思ったほどコースは、荒れてなく走りやすい。難なくマイクスロードまで到着。途中のレースマイル表示で、メータを補正したが25マイル多く走ってた。コースを戻る時などトロトロ走ったので、時間としては1時間以上のロスをしたと思う。 マイクスロードからトリニダットまでは、順調に走る。もうバイクには遭遇しない。たまぁにトリフィートラックやバキーからアタックを受ける。 トリニダット(黄緑ラインの終わり)には、予定より遅れること1時間半くらい。ミスコースが痛い。 ここでは、リアタイヤの交換をする。用意したスペアホイールに交換したが、ホイールを回したらブレーキディスクが曲がっている事を発見。 装着したホイールを外し、今まで走行したホイールのディスクを外し交換。 しかし、このディスクも少し曲がっている。仕方がないので、このまま走ることにした。 ホイール交換中に風でバイクが倒れるアクシデントもありなんだかんだで20分くらいかかったかも。 でもその時間で体の方は、十分回復して疲れもほとんど感じ無かった。 国道1号へ抜ける道は、フラットで走りやすい。気持ちよく走りぬけた。海岸線の道は今年は長く感じた。ここは我慢の走りだった。だんだん日が暮れようしていたので先を急いだ。 サントトーマス(19時半)では、まだ明るかったが日が暮れようとしていた。前半のシルトの山を何とか明るいうちに通過したかったので、ガンガン飛ばす。 途中で、急に左側へ曲がるコースの矢印の看板がなくなってて、道に迷う。私、トリフィートラック1台、バギー2台が巻き添えに。トリフィートラックのローレンスGPSで道をチェックして復帰。彼らは先に行ってしまう。 私は、彼らの埃を浴びながらトロトロと前に進む。悲しい。 そしてマップ⑥付近で暗くなった。夕暮れが一番見づらく、ライトの光軸がかなり上を向いている。 直前でライトトラブルがあり新品と交換して光軸を合せてなかった。この付近は、人もいないし道幅も狭いし止まって調整する状態ではない。フロントブレーキをかけたときには見えるので、見えなかったらブレーキを一瞬かける方法で前に進む。 走りながらスピードメータを見るが、17mail/hとかでかなり遅い。下手すると1時間に10mailくらいしか進めないのか?と思い、ゴール到着時間を算出する。あと50mailを5時間かかるとタイムアウト時間の2時45分に間に合うか? ここは、道幅が狭くアップダウンが多く、ウォッシュアウトやシルトなど比較的テクニカル。昼間で見えてれば何でもないが、見えない状況では危険。落ちてしまったらすぐの回収は無理で夜は独りでそこで過ごさなければならない。慎重かつスピーティーに前に進むことを心がける。アクセルを開けるとライトは上を照らすので、 確実に開けられるところしか開けられない。ここは我慢の走りだった。 ゆっくり走っているので疲れはしないが、コース状況を把握しながらの走りには神経を使う。 我慢の走りで、サポートのいるところまで到着。予定よりさらに1時間くらいは遅れたと思う。 到着と同時に歓声が上がった。回りにいたチームからもよくぞ来たと言う祝福を受けた。 ライトの光軸を下側に調整して、ヘルメットにHIDのナイトライダーを装着。ドリンクやパワバーで栄養補給してスタート。 光軸も合ってからは、スピードも多少出せる様になった。場所によっては40mail/hで走れるのでミスしないように前に進む。 と言っても1度ミスコースして数分ロス。 最後のbaja Pitsでは、Carlos Orozcoが手を取って熱い声援をしてくれた。「最後まで頑張れ」と言ってたと思う。 国道をまたいで数マイル走り、峠を越えたら、エンセナダの町の夜景が見えてきてきた。かなり綺麗。 そしてゴールが近い事を感じてた。その時、気温も低くなってて、鼻水がずるずるだった。 そこで思った。ゴールでおしっこがしたかったら、ゴールの余韻を味わえない。どこかでおしっこをしなければ。おしっこをするチャンスは、なかなか巡ってこない。バギーに抜かれたときなどは、埃でペースが遅れるのでそこがチャンス。 そういうときに限って来ないのだが。人気のないところで用を済ませゴールに向かう。 余談だが、今年は5回もおしっこをした。かなり濃い色で量は少ない。おしっこしたくなったりするとリズムが崩れるのであまりしたくない。 2年前にソロで走った時は、2回しかしなかった。2年年を取って何が変わったのか? BAJAライダーの中では、走りながらたれちゃう人もいるらしいが、私には無理です。 今度は紙おむつするかな? 体は、思ったほど疲れてなく着実にゴールへ向かう。 河原に入ったらがぜん元気になり、ガンガンアクセルが空く。回りの観衆も「ピーピー」音を鳴らしてくれる。 そして、ゴール。 テカテアーチのゴール手前では、両手をあげてガッツポーズ。そして手をガシガシと震わせる。 まるで、スーパークロスのゴールでリードやカーマイケルがやるように!! すると、歓声が上がり盛り上がる。だから必要以上にやった。 ゴールでいったん止まり、土で盛られた山の上へ。 ここでも写真を撮られまくり観衆の声援にこたえる。プロレスやボクシングのリング上でガッツポーズをするたびに歓声が上がるやつと同じです。めちゃくちゃ気分が良いです。 山を下り、バイクを降りエンジン停止。 すると、品の良い60歳くらいのおばさんが、私の手を取り、私の手のひらを開き、フィニッシャーバッジを1つ置き、また手を握り締めてくれた。 そのおばさんは、何も言わず、「これはあなたの勲章よ!」とでも言っているくらいに、微笑んでいた。 (いつもは、係のものが、サッと渡すくらいで感動も何もないのだが。) フィニッシャーバッチは、サポート2人の分も欲しかったので、あと2つ欲しいと要求しもらった。 サポートのうめさんとデリックもゴールに来てくれてて、好例の冷たいビールを差し出してくれた。 私も観衆の前で一気飲み。チョット寒かった事もあり、330ccくらいで中断。2回で飲み干す。 でもこのビールは、過去2回飲んだ中で一番くらくら効いた。(寒かったからと思うが。) そして、アメリカのダートスポーツ誌の取材を受ける。そのままの顔を写真に撮りたいという。 埃で真白で鼻水の跡があって、髪の毛はペッチャンこの写真が撮りたいらしい。 好きにして状態だったので、快く受ける。でもこの雑誌は見たくない。 写真撮影は、ヘルメットをかぶった状態とヘルメットを脱いだ状態の2パターン撮り終了。 カメラマン等に祝福を受けて後にする。 群衆をかきわけ道路に向かう。拍手されたり、肩を叩かれたり、大勢の人に祝福を受ける。 やっぱりゴールは良いなぁ。やめられない。 すぐにホテルに戻り、祝勝会会場に向かう。 つづく
by kenoi0225
| 2009-06-15 14:26
| BAJA1000
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