by kenoi0225
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入社するとき、「原発に反対か?」と言う問いがあった。
学生の頃は、原発についての知識が無く、採用してもらうために「賛成」と答えた。 入社し導入教育をし、配属されたのは、「発電制御機器設計担当」と言う部署。今は、統合、分社化などで部署名は存在しないが、この仕事は存在していると思う。 発電は、火力、水力、原子力、風力、地熱などの分野があり、マイコンで動作する機器を設計していたのですべてに関係がある。 とりわけ、原子力に関しては、使用する部品などお金に糸目をつけず最高に信頼性のある物を使用する。コストダウンと言う言葉は聞かなかった。 開発期間も十分確保し、試験期間や試験内容も深く信頼性は高いものである。 想定外の事が起こっても対応できるように許容範囲を充分取った。 たとえば、過去に40mの津波が来たとする。その5倍の津波に耐えられる様に設計する。 ちなみに火力では、3倍程度になる。 その5倍と言うのは、メモリエリアを充分に確保するとか、CPUの使用率を考慮するなど。 装置に関する開発指針などを考えるとより贅沢な信頼性があるものである。 福島原発の建屋を見ると、かなり被害が出ている様に見える。 ボロボロに見えるが、放射能レベルを見る限り核心部分は壊れてないようだ。 原発に出張に行った時、建築中の原子炉圧力容器を見学し中に入れてもらった事があった。 分厚い合金でできており、そう簡単に破壊されそうもない。建屋の壁も何重にもなってコンクリートは、1mくらいの厚さがある。 危険な放射能から安全を保つのに十分すぎる対応をしている様に思う。 原子力発電所は、数千人の人が作業をしている。 その中で、東電の社員は、そう多くはいない。ほとんどが、協力会社、関連会社、メーカーの関係者である。福島原発で現在作業している50名もほとんどが東電以外の人と思う。 現場の陣頭者は、おそらく東電以外の人と思う。被害が拡大していくと、東電のお偉いさんや政府関係者が集まり、その方に報告する時間をさかれる様になり、作業効率が悪くなる。 頑張ってとしか言いようがない。 日本テレビのニュースに出ている かまたみのる氏のブログ。 原発に関してかなり知識豊富で非常に参考になります。 現在、原発事故1~40まで掲載。
by kenoi0225
| 2011-03-19 12:09
| 雑談
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